概要
ミステリの名手・紺野天龍が描く、「もう一つの《デスゲーム》」。
《アルヴヘイム・オンライン》の世界で探偵事務所を開いていた少女スピカと助手の俺は、
かつてログアウト不可となっていたVRMMO《ソードアート・オンライン》の中で
記されたと思しき手記を入手する。
それは難解なダンジョンに閉じ込められたのちに起きたという、連続殺人の詳細な記録だった。
未解決事件の真相を調査しようと意気込む推理小説マニアのスピカとともに、
事件現場となったというアインクラッド二十層《ひだまりの森》の片隅にたたずむ《迷宮館》を訪れるが……。